【体験談ブログ】混合から完母へ!完母移行方法、授乳記録を大公開!

子育て・家族

ドタバタだった新生児期が少し落ち着いた頃、ふと「完母」の文字が頭をよぎったことはありませんか?

初産で母乳量が少なかった私は、混合栄養で授乳をスタートしました。

しかし息子が生後15日を迎えてから完母移行をスタートし、2週間でほぼ完母に、生後2カ月前に完全完母への移行に成功しました!

この記事では同じように“混合栄養から完全母乳に切り替えたい!”と考えているママさんの助けになるよう、以下ような内容をご紹介しています。

この記事でわかること
・混合~完母移行完了までの授乳、排泄記録
・完母にするための母乳、ミルクの増減方法
・完母移行のメリットとデメリット

【授乳記録あり】完母への4段階

この章では完母への移行までを4段階(移行前移行前期中期完了期に分け、
各段階ごとに以下の情報をまとめています。

・各段階における「ある1日」の授乳、排泄記録(量、時間、回数)

・「母乳」「ミルク」をそれぞれどのように増減していったか

ふじりか
ふじりか

完母に移行する際注意すべきなのが「おしっこ・うんちが減っていないか」。
わが家も排泄に関して、特に気を付けてみていました。
そのため排泄の記録も載せています!

完母移行前

まずは完母移行期間との比較対象として
完母移行前の授乳・排泄記録と、
「母乳」「ミルク」をどの程度与えていたかご紹介します。

【移行前】授乳・排泄記録

母乳ミルクおしっこうんち
570ml
時間
左42分 右53分
回数10回9回9回8回

【移行前】母乳・ミルクのあげ方

母乳🤱

時間:ミルクの前に欲しがるだけ与え続けた。

回数:ミルクを与える前とぐずったときに与えた。

ミルク🍼

:生後1週間までは「生後日数×10ml」、それ以降は1回60~80ml与えた。母乳の後に飲ませたので、調乳した分全てを飲まないこともあった。

回数:約3時間ごとに1日8~10回程度与えた。

ふじりか
ふじりか

この頃の私は「いずれ完母にできたらいいかもな~」程度のうっすら完母希望でした。

【生後14~20日】完母移行前期

生後2週間頃に母乳が少し軌道に乗り、完母へのチャレンジを始めました。

【前期】授乳・排泄記録

母乳/日ミルク/日おしっこうんち
350ml
時間左76分 右80分
回数12回6回10回5回

【前期】母乳・ミルクの増減記録

母乳🤱

時間:欲しがるだけ与えたが、ミルクの量と回数を減らしたため長く飲むようになった。

回数:移行前同様、ミルク前とぐずったときに与えた。

ミルク🍼

:昼間は1回量を40~60㎖に減らし母乳を飲むよう促した。
お腹が空いて起きるのを防ぐため、夜の寝かしつけ前には80~100㎖程度与えた。

回数:完母移行前に対し日中のミルクを1~3回程度減らすようにした。

ふじりか
ふじりか

空腹ゆえに夜泣きが酷くなるのが怖かった為まずは昼間のミルクから減らしてみました!

ふじりか
ふじりか

移行前よりうんちが1~3回ほど少ない日がありましたが
おしっこは変わらず、顔色良好で元気だったため完母移行を継続しました。

【生後21~27日】完母移行中期

完母移行にチャレンジし始めてから1週間が経過。
母子それぞれが「母乳を与える事」「母乳を飲むこと」により慣れてきた為、ミルクをさらに減らしてみることにしました。

【中期】 授乳・排泄記録

母乳/日ミルク/日おしっこうんち
260ml
時間左150分 右142分
回数17回4回9回11回

【中期】母乳・ミルクの増減記録

母乳🤱

時間:移行前期の倍時間飲むようになった。

回数:ミルク前、ぐずったときに加え2~3時間に1回以上与えた。

ミルク🍼

:夜の寝かしつけ前は80~100ml、それ以外は60~80ml与えた。

回数:完母移行前期に対し夜間のミルクを1~3回減らした

ふじりか
ふじりか

夜間のミルクを減らしたことで、やはり夜泣きが少し増えたように感じました。

【生後28~1ヶ月】完母移行完了期

完母移行を始めて2週間が経ち、ついにミルクを1日1回にしました。
そして生後2カ月を迎える前に1回のミルクもやめ、完母にすることができました!

【完了期】授乳・排泄記録

母乳/日ミルク/日おしっこうんち
100ml
時間
回数13回1回8回7回

【完了期】母乳・ミルク増減記録

母乳🤱

時間:1回の授乳に1~2時間程度かかった。赤ちゃんが起きている時間はほぼ授乳していた為、時間の計測はやめた。

回数:ぐずったときと2~3時間に1回与えた。

ミルク🍼

:夜の寝かしつけ前に100mlのみ与えた。
回数:1日1回に減らし、生後2か月前に与えることをやめた。

ふじりか
ふじりか

この時期は誇張なしに1日中授乳をしていました。その結果毎日魂が抜けてしまいそうなほどフラフラに…(笑)

なぜミルクを生後2カ月前にやめたのか

今思うとミルクを1日1回に減らせた段階で、おそらく赤ちゃん的にはもう完母にしてOKだったのだと思います。

しかし「夜のミルクを無くしたら夜泣きがとんでもなくなる!」と謎の強迫観念に襲われてしまい、中々踏ん切りがつけられずにいました。

そこで「残っているミルクを全て使い切ったら完母にしよう」と決心し、使い切ったのがたまたま生後2カ月前でした。

私の予想に反して、ミルクをやめても夜泣きはそれ以上ひどくはならなかった為安心しました。

注意点

うちの子は体力があり、母乳を飲む事が得意だったので、
1週間ごとにミルクを大幅に減らす方法でも問題はありませんでした。
(長時間母乳を飲み続けてミルク分の栄養補給ができた為)

しかし体力があまりなかったり、母乳を飲む事が得意ではない赤ちゃんの場合はもっと長期的に、ゆるやかにミルクを減らしていった方が良いと思います。

ミルクを減らすときは必ず排泄量を記録し、赤ちゃんの顔色は良好か、機嫌は悪くないかも合わせて注意が必要です。

もし「排泄量」「顔色」「機嫌」のうち何か一つでもおかしいなと感じたらミルクをもとの量に戻してみてください!

完母移行のメリット デメリット

ここでは混合から完母に移行した経験をもとに、私が感じた正直なメリット・デメリットをご紹介します。

※あくまで私個人が感じたメリット・デメリットであり、混合や完ミを否定する意図はありませんのでご了承ください!

メリット

はじめにメリットから4点ご紹介します。

・ミルク代がかからず経済的
・調乳の必要がなくいつでも授乳できて安心
・母乳特有の栄養を沢山与えている満足感
・わが子に求められていると強く感じ幸せ

ふじりか
ふじりか

メリットについてそれぞれ詳しくご説明します!

ミルク代がかからず経済的

このメリットは完母にしてよかったと思える大きな理由の一つです。

息子が好んで飲んでいたミルクは1缶3,000円程度。
ひと月に2缶消費すると月6,000円、3缶消費すると月1万円近くの出費となり、それなりに大きい額がかかります。

私は専業主婦で稼ぎがないということもあり、自分の努力の結果で少しでも家計負担を減らせたのが嬉しかったです。

調乳の必要がなくいつでも授乳できて安心

混合の時はお出かけの際に哺乳瓶、ミルク、お湯を常に持ち歩く必要があり中々大変でした。

しかし完母だとそういった手間が全て省け、授乳ケープさえあればOKだったので気楽でした。
また災害など緊急時のミルクの心配をする必要がなく安心でした。

※ただ災害時はストレス等で母乳が出なくなることもあるようなので、必要最低限の液体ミルクは常備していました。

母乳特有の栄養を沢山与えている満足感

このメリットは完全に自己満足ですが、完母にしたことで
「母乳にしかない栄養を毎回与えられているんだ!」という自信がわいてきました(笑)

この自信のおかげでゲッソリするほどの頻回授乳も、ポジティブな気持ちで乗り越えることができました。

わが子に求められていると強く感じ幸せ

完母にしてから「この子は私の母乳だけで生きているんだ」という意識が芽生えました。

そして“自分は赤ちゃんにとって必要不可欠な存在である”こと、“赤ちゃんに求められている”ことを今までより強く感じられるようになりました。

母乳を必死に求め一生懸命飲む姿にこの上ない愛おしさと幸せを感じ、育児を頑張る原動力を得ていました。
この感覚は完母にしなかったら得られなかったものだと思っています。

デメリット

次にデメリットを3点ご紹介します。

・混合、完ミの子に比べ夜泣きが多い
・どんな状況でもパパに長時間預けられない
・体重があまり増加せずに焦る

混合、完ミの子に比べ夜泣きが多い

ママ友の話を聞いていると、夜泣きが多い赤ちゃんはわが家含めみんな完母でした。
(私の周りに限った話かもしれませんが)

母乳よりミルクの方が腹持ちが良い為、
完母の場合はすぐお腹が空いて夜泣きが増えてしまうのかなと思いました。

どんな状況でもパパに長時間預けられない

他のデメリットに比べこのデメリットはかなりしんどかったです。

3時間ごとに授乳が必要&授乳しないと胸が張って激痛を起こす為どんなに寝不足でも、たとえ体調不良でも、パパに長時間任せられませんでした。

大変な時くらいパパ&ミルクに任せればいいのに、と思う方もいるかもしれません。

しかし当時は
「ここまで頑張って完母を継続してるのに、ミルクをあげたら混合に戻っちゃうかもしれない!」という謎の強迫観念に襲われ、ミルクに頼ることができませんでした…。

体重があまり増加せずに焦る

完母にし始めた頃から、息子の体重増加がゆるやかになり成長曲線の真ん中だった体重は気づけば下限の方になってしまいました。

「母乳の量が足りてないんじゃないか?」「混合に戻すべきなのでは?」と焦り、よく自問自答していました。

しかし「沢山母乳を飲んでいて、機嫌も顔色もいいし、体重も成長曲線内だから大丈夫!」と自分に言い聞かせて完母を続けました。

息子の体重増加がゆるやかになったのは、完母関係なく一時的なものだったのかもしれません。

しかし母乳は飲んでいる量をはっきり計測することが困難な為、体重に関する不安や焦りを感じやすくなっていました。

まとめ

混合から完母へ移行するにあたり、メンタル的にも体力的にもしんどいことはありました。
しかし振り返ってみると完母移行を頑張って、完母にできて、本当に良かったなと感じています。
正解のない育児だからこそ皆さんが自由に、そして後悔がない選択をできることを祈っています!